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ブランディング企画をプレゼン資料にまとめる!作成のコツと事例解説

「ブランドの魅力や、企画のプラス面をプレゼンで伝えたい」

商品ブランド立ち上げや企業リブランディングの機会には、企画の魅力を最大限伝えるプレゼンを行いたいですよね。

今回はブランディング企画のプレゼン資料を作るコツを解説します。資料に盛り込みたい項目や参考事例もまとめました。

ワンポイント兄

この記事を読めば、ブランディング企画のプレゼンに役立つ資料を作ることができるようになります。

ブランド立ち上げやリブランディング企画を多くの人に支持してもらうために、ぜひこの記事を参考にしてください。

目次

ブランディング企画のプレゼン資料をつくる目的

ブランディング企画のプレゼン資料をつくる目的は、企画の目的や目指す成果、具体策を関係者に広く示すためです。

ブランディング企画には、立案や実行まで多くの人が関わります。

企画内容を理解してもらい、協力を依頼する場面でプレゼンは欠かせません。

また、企画資料をまとめておくと以下のような場面でも役立ちます。

  • ブランディング企画の進行中に、目標に立ち返って進捗を整理したい
  • ブランディング企画の結果が本来の目的に沿っていたか検証したい

企画内容がきちんと言語化・図式化されてプレゼン資料にまとまっていると、ブランディングの様々な過程で活用できます。

ブランディング企画のプレゼンに必要な2種類の資料

ブランディング企画のプレゼンには、2種類の資料が必要です。

  • 関係者にブランディングの必要性を示すプレゼン資料
  • ブランディング企画実施段階のプレゼン資料

まずはブランディングそのものの必要性を、続いて実施企画を具体的に示します。

関係者にブランディング自体の必要性を示すプレゼン資料

ブランディングの必要性を示すプレゼン資料は「ブランディングがなぜ必要か」について関係者の理解を深め、認識を統一するためのプレゼン資料です。

そもそもブランディングについて正確に理解されず、関係者それぞれのブランディングへのイメージが異なっていると、認識合わせが難しくなります。

ビジネスウーマン

ブランディングとは何か、なぜ必要なのか、伝えておくことが大切です。

ブランディングの必要性を示すには、以下の項目をプレゼン資料に含めましょう。

  • そもそもブランディングとは何か
  • ブランディングで何をするのか
  • ブランディングによってどんな効果を得たいのか

プレゼン相手にとって、ブランディングについて正確な理解が得られて必要性が納得できる内容が理想的です。

ブランディングが商品や企業の課題解決につながるメリットを示しましょう。

ブランディング実施段階の企画資料

2種類目のプレゼン資料は、ブランディング実施段階の企画資料です。

ブランディング企画には、多くの人が関わります。企画の魅力をアピールするとともに具体的な戦略を示せると、賛同や協力を得るときに役立ちます。

大まかに、以下の項目を盛り込んだ資料を作成しましょう。

  • ブランディングの目的
  • 市場と競合の分析結果
  • 理想のターゲット設定
  • 効果測定の方法
  • ブランドの核となる価値 
  • ブランディングにより目指す未来の姿
  • ブランディング成功の測定方法 

ブランディングの目的にそって、具体的な戦略が説明できる資料が理想的です。

資金や人員といったブランディングに必要なリソースを確保できるようなプレゼンを目指しましょう。

ブランディング企画のプレゼン資料づくりに大切な3つのポイント

ブランディング企画のプレゼン資料をつくる時には、以下3つのポイントが大切です。

  • ブランド立ち上げ準備自体にじっくり時間をかける
  • 企画者の意図を十分に反映する
  • 資料が一人歩きしても構わないようにする

いずれも資料作成に入る前に必ず確認しておきたい前提条件です。

ブランド立ち上げ準備自体にじっくり時間をかける

まずはブランドの立ち上げ準備に時間をかけて、じっくり練られた企画が大切です。

ブランディングは効果が出るまでに時間がかかります。企画内容を誤ると軌道修正に手間がかかり、時間を大幅にロスしてしまいます。

ブランディングの企画を進めるには、以下のステップがあります。

  • 目的やターゲットを設定する
  • 市場や競合を十分にリサーチする
  • ブランドの方向性やコンセプトを定める
  • ブランド名やロゴを制作する
  • PRできる媒体を決めて施策を実行する
  • 効果を測定する

各段階ではブランディングを共に進めるメンバーと意見を交わし、方向性のすり合わせも欠かせません。

企画の初期設計を綿密に行ってから、プレゼン資料に反映していきましょう。

企画者の意図を十分に反映する

プレゼン資料には、企画者の意図を十分に反映しましょう。

詳しい人

ブランディングによって実現したい理想の状態が、相手に明確に伝わることが大切です。

企画者の意図を反映したプレゼン資料なら、以下をチェックしたとき違和感がないはずです。

  • 一貫性のある提案になっている
  • 情報のばらつきがない
  • 必要最低限のアイデアに絞り込まれている
  • 企画を伝えるべき要素に削りすぎがない

意図が十分に伝わる、説得力のあるプレゼン資料で相手へブランディングの内容を伝えましょう。

資料を見ただけでも内容が伝わるようにする

プレゼン資料は、目を通しただけで企画の意図や内容が伝わる状態が理想的です。

ブランディング企画の進行には、多数の人が関わります。そして関わりの度合いも様々です。

関係者全員にプレゼンできればベストですが、人数が多かったり時間がなかったりすると、資料のみを受け取る人も出てきます。

説明なしでもブランディング企画の必要性や内容が伝わる資料を目指しましょう。

ブランディング企画のプレゼン資料に盛り込みたい内容

ブランディング企画のプレゼン資料には、以下の6項目を順に盛り込むと効果的です。

  1. ブランドが必要な背景と目的
  2. ブランドの環境分析
  3. ターゲットユーザーの設定
  4. コンセプトやストーリー
  5. ブランディング後の将来像
  6. 効果測定の方法

ブランドの必要性とターゲットを示してから、コンセプトやストーリー、将来像、効果測定の方法まで示すことが重要です。

1. ブランドが必要な背景と目的

まずはブランディングの必要な背景と目的を言語化して示しましょう。

ブランディング企画の実施判断には、目的や背景が大きく影響します。

ブランディングが企業の課題解決につながる点を説明して、プレゼン相手に納得感を与えることが大切です。

ブランディングの必要性と目的は、以下のように整理できます。

必要性目的
なぜブランディングが必要なのか
  • 企業の商品やサービスがより広く知られる必要がある
  • 競合他社との差別化を進めたい
  • 企業のイメージアップを図りたい
ブランディングによって何を目指すのか
  • ブランドの認知度アップにより新規顧客を獲得する
  • ブランドイメージ向上により既存顧客からの信頼度を高める
    (ロイヤルカスタマーを育成する、リピート顧客の割合を増やすなど)
  • ブランドの認知促進を進めて新規の市場に参入する

ブランディングの必要性を関係者全員に納得してもらい、「企画を進めてほしい」「協力しよう」と思わせる状態にできれば最初の段階はクリアです。

2.ブランドの環境分析

次に、ブランドの環境分析について示します。

ブランディングに限られたリソースを最大限に活かすには、適切な戦略を立てる必要があるからです。

戦略の根拠として、以下の調査や分析を行います。

  • 顧客の特徴やニーズ
  • 競合の状態
  • 自社のポジショニング

調査データを集めたら、適したフレームワークで整理して分析してみましょう。

代表的なフレームワークを3種類紹介します。

フレームワーク名手法分かること活用場面
PEST分析政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの観点から市場環境を分析する政策や法律改正がビジネスに与える影響や、経済状況の変化によって消費者の行動が変わる可能性を分析自社のみではコントロールしきれない外部環境の変化から、ブランディング戦略を立てたい場合に活用できる
3C分析市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から市場を分析する市場や顧客のニーズ、競合の強みと弱みを分析自社の強みを活かせるポジションからブランディング戦略を立てたい場合に活用できる
SWOT分析強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つの観点から自社の状況を整理する内部環境と外部環境を総合的に分析強みやチャンスを活かせる方法、弱点や脅威に備える方法を検討してブランディングの戦略に生かしたい場合に活用できる
ビジネスマン

調査データをフレームワークで整理できると、戦略のヒントが見えてきます。

3.ターゲットユーザーの設定

環境分析の次は、ターゲットユーザーを設定します。

ターゲットユーザーとは、ブランディングした商品やサービスの顧客です。

ワンポイント兄

ユーザー像が明確なほど、取るべき戦略や施策が明確になります。

代表的なユーザー像は、ペルソナ設計によって具体的に設定しましょう。

ペルソナは以下のように設計できます。

設定項目設定意図設定の例
属性(居住地や家族構成、学歴など)ペルソナの生活環境や判断の背景を明らかにする・東京都在住、家族は配偶者と小学生の子供2人、大卒、など
年齢と性別ライフステージや消費行動の傾向がわかりやすくなる・20代女性 → キャリアアップや恋愛、美容やダイエットなどに関心が高い
・50代男性 → 定年後の生活や健康などに関心が高い
職業(職種や勤務形態など)ペルソナの生活リズムや価値基準などがわかりやすくなる・企業の正社員、公務員 → 平日は就業中のことが多い、商品の購買は週末や平日夜に集中
・主婦 → 商品の購買は平日日中が中心
各ペルソナの特徴(生活やライフスタイル、抱えていそうなお悩みなど)商品やサービスとの接点や利用に関する特徴を把握・商品を購買する時間や予算が限られている → インスタで探して通販でリーズナブルな商品を買うタイプ
・サイズやお手入れ方法を吟味して上質な商品が欲しい → 面倒でも店舗に行くタイプ

ペルソナが詳細なほどユーザー像がわかりやすくなり、施策が考えやすくなります。

4.コンセプトやストーリー

顧客像を定めたら、ブランドのコンセプトやストーリーを整理します。

商品やサービスの方向性を定めるには、ブランドのコンセプトが重要です。

また、ターゲットにストーリーを伝えることで、ブランドの価値やイメージに共感してもらいやすくなります。

例えば、アパレルブランドの立ち上げなら以下のような整理ができます。

ブランドに必要な項目整理する項目
ブランドコンセプト・ブランドの価値 例:国産の生地や製造にこだわっている・ブランドのイメージ
例:上質な素材や丁寧な縫製が売りになっている
ブランドストーリー・ブランドに込めた想いや立ち上げに至った経緯
・ブランド名の由来・ロゴデザインに込めた想い

ターゲットの購買につながるブランドコンセプトか、ストーリーはターゲットの共感を呼ぶか、確認しながら具体的に整理を進めましょう。

PRツールをつくる時も、コンセプトやストーリーが十分伝わるように制作します。

5.ブランディング後の将来像

ブランディングの企画は、立ち上げやリブランディング後の将来像も含めて考えましょう。

ブランディングによる商品や企業の理想の状態を目指すことで、ぶれないブランディングが可能です。

例えば以下のようなポジティブな変化を将来像として設定できます。

ブランディングによる成果具体例
顧客との関係性強化・リピート購入者の購入単価が⚪︎パーセントアップしている
顧客満足度の向上・ユーザーの満足度が⚪︎パーセントアップしている
新規顧客への認知促進・リピート顧客によるSNSシェアが⚪︎パーセント増えている
収益アップ・売上が⚪︎パーセント増えている
・月間の売り上げで業界1位のポジションを取れている

将来像には、商品や企業にとってのポジティブな変化を設定しておきましょう。

6.効果測定の方法

将来像と合わせて、ブランティングの効果を検証する測定方法も決めておきます。

特に収益以外の変化は目に見えにくいため、効果を測る指標や測定方法をあらかじめ決めておくと、効率的に検証データが集まります。

例えば、指標に応じて以下のような測定方法が考えられます。

効果指標測定方法
収益アップ・店舗の売上額、利益率
コスト削減・店舗の人件費や経費の削減率
顧客の満足度・アンケート調査
販促・PR効果・SNS投稿へのいいね!やシェア数
・SNS投稿への反応(コメント)
・Web広告の閲覧数、閲覧単価

測定の結果、狙った効果が出ていればブランディング企画の成功と言えるでしょう。

もし効果がでていない場合は測定結果をもとに戦略を見直すことで、改善のきっかけを探ります。

ブランディング企画を実施する際のプレゼン資料の事例

ブランディングの企画には、 イメージを膨らませるときに事例が役立ちます。

企画立案やプレゼンの参考事例を閲覧できる2つのサイトを紹介します。

Slideland|プレゼンテーション参考デザイン事例集|ブランディング

多業種のブランディング資料を掲載したサイトです。下記の種類の資料を閲覧できます。

  • 決算説明資料
  • 企業紹介資料
  • カルチャーブック

ブランディングの企画内容はもちろん、ビジュアルや文章での伝え方も参考になります。

経済産業省・中小企業庁|ミラサポplus|事例から学ぶ!「ブランディング」

ブランディングの基本知識と合わせて、「中小企業白書・小規模企業白書」から抜粋した実際のブランディング事例を「事例ナビ」から閲覧できます。

紹介されている企業の課題感や取り組み内容、結果がケーススタディとして参考になります。これから企画立案をする場合のアイデア出しにも役立つ内容です。

ビジネスウーマン

2つのサイトの事例から、自社ブランドの企画内容やプレゼン資料のイメージを広げてみましょう。

まとめ:自社ブランドの魅力をプレゼン資料で伝える

今回はブランディング企画の魅力を最大限伝えるために、プレゼン資料を作るコツや資料に盛り込みたい内容、参考事例について解説しました。

ブランドの魅力や企画のプラス面を多くの人に支持してもらうために、ぜひこの記事の内容を役立ててください。

当サイトの運営するチームでは、プレゼンの成功につながる資料制作のノウハウを提供するとともに、作成の依頼をお受けしております。

商品ブランド立ち上げや企業ブランディングのために、魅力の伝わる資料を作成したい方からのご相談もお受けしています。詳しくはぜひ制作代行のご案内をご覧ください。

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